散切り頭を叩いてみよう

散切り頭を叩いてみれば、文明開化の音がする

明治の流行歌ですが、これは全文ではなく、一部分

正しくは、

「半髪頭を叩いてみれば、因循姑息の音がする

総髪頭を叩いてみれば、王政復古の音がする

散切り頭を叩いてみれば、文明開花の音がする」

半髪は、ちょんまげで、総髪は、オールバック、短く刈り込んだのが、散切りです

古いしきたりに固執した野郎、総髪頭もまだまだ古い、

散切り頭がもっともハイセンスと、うたっています

明治四年の散髪脱刀令と同時期に流行りました

法令は、散髪脱刀勝手たるべし、とあり、

散髪したければ、好きにすればいいし、華族も士族も刀を差さなくていいよ、というもの

散髪を強制する物ではないんですね

女性まで髪を切り出すと、なぜか女性の散髪はけしからんとか、わけのわからんことになって、翌年には、女子断髪禁止令が出されています

ハイカラさんには、受難の時代です

散切り頭が、普及するようになったのは、明治六年

明治天皇が散髪した、明治天皇が散切り頭になったことを聞き知った国民が、競うように散髪店に詰めかけたそうです

帯刀(所有はかまわず)が、法令として禁じられたのは、明治九年から

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