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眠くなる朗読/夏目漱石 坊ちゃん  字幕付き   ナレーター七味春五郎  発行元丸竹書房

■坊っちゃんの解説
 夏目漱石による中編小説。二番目に書かれました。ちなみに処女作は、「我が輩は猫である」どちらも一人称で書かれているんですね。
 
 坊っちゃんは、1906年、明治39年雑誌ホトトギスの付録として出されています。元来の江戸っ子で無鉄砲を自覚する、新米教師の活躍を描いていおり、明治維新後、近代化の進む東京から、古い慣習の残る愛媛へ。そこで、元来の無鉄砲と、正義感をつらぬく坊っちゃんの活躍が爽快に描かれています。

 漱石自身が愛媛県尋常中学が教鞭をとっており、そのときの体験をもとに書かれました。このとき同僚だった数学教師の弘中又一 がモデルと言われています。ちなみに山口県湯野村の人だから、江戸っ子ではない。

 漱石は本作を十日足らずで書き上げたそうで、よほど乗りに乗って書いたのでしょう。文章に勢いがあって、逆に映像化では、この文豪の勢いを表現できていない、とは、井上ひさしの弁。

 漱石自身は、慶応三年、江戸の牛込に生まれています。幼い頃に養子に出されており、養母は夏目家の奉公人であったやすという女性。きよのモデルであったかは定かではない。一高時代の親友・米山保三郎の祖母・米山清がモデルと言われているそうです。

 このきよの墓は、文京区千駄木の養源寺にほんとにあります。

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