【朗読】山本周五郎アワー【御定法】  ナレーション七味春五郎 発行元丸竹書房

1944年(昭和19年)10月 『新武道』
改訂御定法のひな形となった作品。サムライにとって法とは何か? 政治家としての生き方もとう、周五郎の戦前文学の集大成。戦時中は、先生自身、理不尽なめにあったり、見聞きしたりしていたはずで、法に携わる者の生き方を問うたというのはうがちすぎでしょうか。「法とは個人の利益のためにあるのではない」と言わしめた山本周五郎の心境やいかに?

 お聴きください。

■登場人物紹介
深尾半之丞……浜田藩大目附。
松室勘右衛門……町奉行。半之丞の親友。彦四郎の処置に困り果てる。
刈田彦四郎……浜田藩士。福田屋に多額の借金をして訴えられる。
利兵衛……福田屋の主人。
藤吉……福田屋の手代。
藤浦勝造……半之丞の下役。
松平周防守康映……石見浜田藩主。
岡田武右衛門……国老。藩の面目を考え彦四郎に切腹させようとする。
都筑助太夫……重臣。
松井内蔵助……重臣。
石川作左衛門……重臣。

■用語集
転封……テンポウ・領地を他に移されること。 江戸時代、幕府の命令により大名の領地をかえること。 移封。
放埒……ホウラツ・ほしいままにふるまって酒や女におぼれること
曲事……キョクジ・不正な事柄。
移管……イカン・管轄を他へ移し替えること。 管理を他へ移すこと。
眉宇……ビウ・まゆのあたり

■目次
0:00 御定法 一
7:38 御定法 二
15:42 御定法 三
24:00 御定法 四
32:23 御定法 五

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