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七味春五郎

  • 2020年2月18日

四稜郭

新撰組八犬伝は、戊辰戦争が舞台ですが、そのクライマックスといえば、やはり五稜郭 土方歳三終焉の地……独特の星形土塁が特徴ですが、三キロほど離れた場所には、四稜郭がありました 五稜郭の前線基地として築かれましたが、付近の農民を百人ばかりを動員、わずか数 […]

  • 2020年2月16日
  • 2020年3月2日

孝明天皇の暗殺

1866年 慶応二年十二月二十五日のことであった―― 孝明天皇、崩御さる――享年は三六才。時代は幕末の動乱期のただ中である。 文献によると、その死因は病死。 定説では、当時児童丸という稚児が痘瘡にかかった。稚児は退出したがその後快癒したため参内。余毒 […]

  • 2020年2月13日
  • 2020年2月17日

江戸の剣術流派

江戸時代、剣術流派は、300もあったと言われていますが、さかのぼると、神道流系、陰流系、念流系に大別されます 神道流の創始は、飯篠長威斎。正式には、天真正伝香取神道流、といいます ここから、塚原卜伝の、卜伝流などが生まれました 陰流は、愛洲移香斎 こ […]

  • 2020年2月12日
  • 2020年2月17日

オランダ貿易実情

鎖国中の日本と主に貿易をしていたのは、オランダ 彼らは儲かっていたのだろうか? 日本がオランダに輸出していたのは、おもに金銀などの貴金属 オランダが日本に持ち込んでいたのは、中国製の絹織物だそう 手近の中国産品で、商いをしていたので、当初は割のいい商 […]

  • 2020年2月12日
  • 2020年2月17日

辺鄙な寒村を、百万都市へ

徳川家康が、江戸を世界最高の都市へと改革したのは疑いのないことです。ですが、当時の江戸、が過疎の村であったという記録は、遙か後になって出てきたもので、家康入京の折は、少々違ったようで…… そもそも江戸の名称が登場するのは、鎌倉時代の「吾妻鏡」なる歴史 […]

  • 2020年2月12日
  • 2020年2月17日

宇宙の温度

太陽がありがたい冬ですが、太陽光がありがたいのは、宇宙でも同じ 国際宇宙ステーションの表面は、太陽光が当たらないと、マイナス100度以下にもなります 太陽光が全く届かない空間は、マイナス270度。絶対温度で言うところの、三ケルビンです 温度の下限であ […]

  • 2020年2月11日
  • 2020年2月17日

足軽と甲冑

漫画や映画では、甲冑を着けた足軽が行進する場面が描かれていますが、残念ながら、当時の甲冑には相当の重量があり戦闘直前になってから初めて身に付けていました 着用したまま行軍する事は、なかったみたいですね

  • 2020年2月11日
  • 2020年2月17日

水戸光圀の光と闇

いやあ、ドラマのイメージというのも恐ろしいもんですね 水戸黄門といえば、あたくしの雑学でもいくどか取り上げましたが、この水戸藩二代目藩主徳川光圀は、若年の過ちでは許されないような悪行を重ねています それは、辻斬り! 辻斬りで、殺した人数は、五十人以上 […]

  • 2020年2月11日
  • 2020年2月17日

大脳実情

脳の重量は、体重の0.75乗に比例する この規則性のことを、スケーリングといいます。 動物界の普遍的な規則――これに当てはまらないのが、人間です 人間は、脳が大きいから、知能が高いのかというとそうでもなく、あのアインシュタインは、一般的な成人男性より […]

  • 2020年2月10日
  • 2020年2月10日

雑学連発

東京とサンフランシスコの、最初の運賃は、往復一千万 うどん一人前の長さは、約三十メートル 警察は押収したピストルを、溶かす 鎌倉の大仏さんの体重は、121トン セロハンテープは、紙の一種 人間の体に含まれる鉄分は、釘一本分 最初の携帯電話の重さは、三 […]

  • 2020年2月10日

明治元号実情

明治元年は、1868年となっておりますが、改元の勅が出されたのは、慶応四年、九月八日のことです 上野戦争勃発時は、まだ慶応 幕府こそ消滅していたものの、徳川家対新政府軍との戦いは、まだまだ決しておりません さて、明治、とは、「易経」からきており、越前 […]

  • 2020年2月10日

大仏様実情

奈良の大仏様は、奈良市にはあるけれど、奈良時代の大仏かというと、そうでもない。 奈良時代に建立された大仏様は、平安末の源平合戦で焼け落ち、これが1180年のこと 再建されたのは室町時代の、1567年 ところが、松永久秀に焼かれてしまい、三代目が建立さ […]

  • 2020年2月10日
  • 2020年2月17日

幽体離脱実情

魂が体を離れ、横たわっている自分を見下ろす――昔から伝わる幽体離脱という現象ですが、これは本当にあり得ないことなんでしょうか? 心停止から、回復した人たちが、幽体離脱に似た臨死体験を語ることは多く(わたしはないですが)、この臨死体験と幽体離脱には、か […]

  • 2020年2月9日
  • 2020年2月17日

幕末の名君「鍋島直正」

新選組八犬伝の冒頭の舞台は、上野戦争です 作中では、不忍池を越して寛永寺を砲撃する佐賀藩砲撃隊が、アームストロング砲とともに登場。佐賀藩についても語られていますが、幕末の佐賀と名君「鍋島直正」は、ほんとに興味深いですね〜    

  • 2020年2月9日
  • 2020年2月17日

隆慶一郎著 死ぬことと見つけたり

隆慶一郎著「死ぬことと見つけたり」未完ですが、名著。ちょうど記事中にある、鍋島元茂、勝茂も出てきます 完結していないのが、本当に残念! 死人として生きる最後のいくさ人。斎藤もくのすけは、浪人ながらの大活躍で、数々の藩の窮地を救っていく。登場人物の生き […]