魂が体を離れ、横たわっている自分を見下ろす――昔から伝わる幽体離脱という現象ですが、これは本当にあり得ないことなんでしょうか?
心停止から、回復した人たちが、幽体離脱に似た臨死体験を語ることは多く(わたしはないですが)、この臨死体験と幽体離脱には、かなりの共通点があります。
いわく――
穏やかな気分であった
遠くで強烈に輝く光を見た
異界からきた人々とやりとりをした
――などなど
ところが
臨死体験をえずとも、幽体離脱を体験することは、不可能ではないのです……
それは、脳を用いた実験の被験者となること
脳に直接電気刺激を与えると、様々な反応が起こります。
運動野に電気を送ると腕が上がったり、
視覚野に刺激を与えると、色が見えたり、
このうち、大脳の角回、という部野に刺激を与えると、幽体離脱に近い感覚に陥った被験者が出てきたのです。
角回は、言語認知や、聴覚情報に関連した領域に当たります
一流のアスリートには、自分を含めた俯瞰視点を体験として語る人たちがいますが、このゾーンとも呼ばれる超集中状態には、脳の角回が、関わっているのかも……
信じるか信じないかは、あなた次第です!