【字幕版AudioBook】朗読吉川英治 【宮本武蔵】 地の巻  ナレーター七味春五郎  発行元丸竹書房

 

チャンネル開設当初に読んだ宮本武蔵、2024年度版になります。

■登場人物紹介
武蔵(たけぞう)……後の剣聖宮本武蔵。宮本村から、功名手柄を求めて、関ヶ原へ
又八……武蔵の親友にして幼なじみ。ともに関ヶ原に乗り込むも、活躍できず。
お通……七宝寺の捨て子で、又八の許嫁
朱実……関ヶ原の戦場で出会った乙女。
お甲……不破山のふもとに住む、後家。朱実の母。
無二齋……武蔵の父
お吟……武蔵の姉
辻風典馬……不破村の盗賊団の首領
有馬喜兵衛……十三才の武蔵が打ち倒した武芸者

■用語集
八幡座……兜の頂点に据えられた、精緻な金物装飾を施された部位
瑪瑙……メノウ・縞状の玉髄の一種、鉱物の変種
秋霜……シュウソウ・厳しい刑罰、近寄りがたい威厳、堅い意志などのたとえ。
慴伏……ショウフク・恐れてひれふすこと。
矢来……ヤライ・竹・木をあらく組んだ、仮の囲い。
短檠……タンケイ・室内用の灯火具の一。

国民的文学作家――吉川英治はこう呼ばれた。非常に広範な読者を獲得した人で、そんな吉川の代表作がご存じ「宮本武蔵!」
 1892年〈明治25年〉に生まれた吉川英治が、かの剣豪を文学世界にとびこませたのは、1935年(昭和10年)のこと!
 ちなみに筆名の吉川英治は、本名の吉川 英次(ひでつぐ)を新聞社が誤植して、掲載してしまったことからきている。本人はこれが気に入ったらしい。
 吉川が宮本武蔵に着想したころ、この男はすでに人気作家となっており、巨額の印税も手にしていた。ところが、清貧の時代から苦楽をともにした妻はこの変化について行けずヒステリー起こすようになり、吉川は家出をするなど、けして順風満帆であったわけではない。
 そんな中書かれた剣禅一如に邁進する武蔵の姿は、当時の大衆にうけ、新聞史上空前のヒット作にのし上がった……!
 時代は太平洋戦争のまっただ中! そんな時代のうねりの中で描き出された剣豪宮本武蔵の物語が面白くないわけがない!

■地の巻 目次
0:00 一、鈴
25:54 二、毒茸
53:58 三、おとし櫛
1:16:37 四、花御堂
1:44:33 五、野の人たち
2:07:15 六、茨
2:30:05 七、孫子
3:02:37 八、縛り笛
3:46:56 九、千年杉
4:24:21 十、樹石問答
4:44:49 十一、三日月茶屋
5:03:46 十二、弱い武蔵
5:17:43 十三、光明蔵
5:37:54 十四、花田橋

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