【朗読時代小説】国枝史郎/甲州鎮撫隊  新撰組一番隊組長沖田総司の悲恋を描いた佳作です。

 

享年27才でなくなった沖田総司ですが、その終焉の地といわれる植木屋柴田平五郎の居宅跡は、今の新宿区大京町にある富士見ビルあたりだそうです。沖田の寝起きしていた離れは道路の真ん中あたり。近くには(川はなくなっていますが)、池尻橋の欄干がのこされています。
当時は雑木林と田畑の他は目立ったもののない田舎で、結核の療養にはむいた場所でした。江戸の片田舎で古地図には水車小屋も記されていたそうです。
離れの近くにあった玉川上水は、戦争のころまでほたるの名所だったそうで、総司もこのほたると、庭にたくさんあったという梅の木と水車を縁にかわってながめたのかもしれませんね。

※サブチャンネルで公開中の「米の武士道」(山本周五郎)にも、甲州鎮撫隊がちょこっと出てきます。
https://youtu.be/AR2XxVjeNtQ

■登場人物
沖田総司……新撰組。今は植甚で療養している。
お力……総司に危ういところを助けられ、世話をするようになる。
留吉……わたりの職人
植甚……沖田のために、離れをあけている。
近藤勇……新撰組組長。甲陽鎮撫隊をくみ、沖田にわかれを告げに来る。
松本良順……幕府の御殿医。
お千代……沖田のおもいびと。
細木永之丞……沖田の親友。
嘉十郎……長州藩よりの目明かし。

■用語集
側杖(そばづえ)……とばっちり
不日(ふじつ)……日数を余り経ないこと。すぐであること。
営所(えいしょ)……兵が居住しているところ。兵営。
秋波(しゅうは)……女性のこびを含んだ目つき。流し目。色目。

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