完結いたしました! 朗読時代小説【樅の木は残った】山本周五郎  朗読七味春五郎

山本周五郎作「樅の木は残った」完結となります。長い朗読でした😀

 それにともない。朗読まとめも一巻から最終十二巻まで、そろえることになりました。各リンクは以下の通りです。

 三十時間ほどの長い作品になりましたので、気長におききいただければ、幸いです。

 樅の木は残った、は、日本経済新聞に第一部と二部が掲載。残りは書き下ろしという形でくわえられて、発表されました。中断はありましたが、五年にわたって書き継がれました。周五郎は十代の頃から甲斐を書くことを構想していたようで、 エッセイ「雨のみちのく」のなかで、樅の木の舞台を訪れた話が語られていますが、今回の伊藤七十郎の悲劇の舞台、小野村の跡を訪れたことが語られています。

 

■第一巻 https://youtu.be/BzpD06qOc5M

■第二巻 https://youtu.be/CMcpG8PQwZs

■第三巻 https://youtu.be/7qW61Ww-_3U

■第四巻 https://youtu.be/saQeV8MtFL0

■第五巻 https://youtu.be/BfWYCmP9aRs

■第六巻 https://youtu.be/tkzScIKIrP8

■第七巻 https://youtu.be/Efl4ecfFinA

■第八巻 https://youtu.be/SIXZkQSg_lc

■第九巻 https://youtu.be/FmTX16w4B9M

■第十巻 https://youtu.be/N3ll_8LgVvk

■第十一巻 https://youtu.be/Lbu1mA1GNlc

■最終巻 https://youtu.be/-TZxMz6Fo-w

 

 

 仙台伊達家を救おうと、周防らと暗躍するも、狡猾きわまる敵のために、しだいにからめとられていく原田甲斐。はたして、彼は伊達家、家臣団、家族らを救うことができるのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これまで、固く計画を秘して語らなかった原田甲斐。伊藤七十郎の遺体のうち捨てられた千本杉で、甲斐は十左衛門に重い口を開く。  乱臣となった男の真実の物語。

 昭和二十九年。それまで中堅作家の一人であった山本周五郎の人気を押し上げることになった当作。日本経済新聞には、第四部の冒頭までが連載され、残りは書き下ろしという形で完成されました。今回の朗読分は、書き下ろし箇所に該当すると思われます。

 第一巻では、伊藤一族の悲劇が語られましたが、原田甲斐もまた歴史的人物であり、史上では、逆臣と裁かれ、七十郎よりはるかに過酷な刑罰に処されています。山本周五郎は、1600枚の紙面を通じて、新たにとらえなおした原田甲斐を忠臣として蘇らせています。

 綱宗の強引な逼塞もまた史実であり、後見政治は混迷をきわめ、百名を超す粛正者を出すに至りました。十一年後に、寛文事件として終息をみるのですが、それは原田家にとっては最悪の形となるのでした。

 周五郎先生の取材の様子は、こちらのエッセイにて語られています。 ■雨のみちのく https://youtu.be/1-aKC2orkPs

 昭和三十三年に脱稿した本作を最後に、山本周五郎は歴史小説から遠ざかってしまいます。当時は、家康、光秀を書きたいという思いがあったようですが、以降は市井ものに傾倒していきます。小説はやはりフィクションでなければ、という思いがあったようです。  歴史小説のプランは、あったようで、他に上杉鷹山、乃木希典などもあったようですが、構想のみで終わってしまいました。山本先生の家康、読んでみたかったですね。  ちなみに樅の木は残った、の第四部が書き下ろしとなったのは、日本経済新聞側の要望で、単純に打ちきりでした。作家人生の晩秋には、延長を希望されながらも、早く切り上げてしまうこともあったそうで、樅の木は残ったの連載時は、思うように書かせてもらえないジレンマがあったようです。  他にも、雑誌社の都合で未完になってしまったものに、楽天旅日記、花も刀も、予定回数を大幅に上まわった結果中断したものに栄花物語があります。  花も刀も、は朗読を終えていますが、本来なら、あの後の平手も描かれるはずだったんですね。 https://www.youtube.com/watch?v=Wz3R5npkwWE  無駄話が長くなってしまいました。    第四部第三巻では、盟友を失い、親しい人にしなれ、いよいよ孤立無援となっていく原田甲斐が描かれています。宮本新八、柿崎六郎兵衛など、物語をいろどったサブストーリーの侍たちもそれぞれの決着をつけて、いよいよ次号!  チャンネル開設まもなくして、はじまった連載も後一話。最後までお付き合いくださると幸いです。

■「樅の木は残った 第四部 目次」 0:00 伊達屋敷焼亡 51:41 断章 十四 59:29 籃中の魚

 

 

■樅の木は残った 最終回!

 長らく続けて参りました山本周五郎の歴史長編小説「樅の木は残った」の朗読も今回が最後になります。約一年前に、このチャンネルを開設して、樅の木は残ったの朗読も、一年にわたる長期間のお仕事となりました。ここまでお付き合いくださいました視聴者のみなさん、まことにありがとうございます。

 逆臣として、江戸期を通じて語られた原田甲斐を忠臣として蘇らせた傑作長編。伊達六十二万石を守るため、耐え忍んできた原田甲斐はどうなるのか?

 山本周五郎は、この歴史的事件にどう決着をつけるのか? こうご期待です。

■「樅の木は残った 最終巻 目次」 0:00 影と形 37:28 楔 59:34 断章十五 1:10:02 断琴断歌 2:24:10 冬の章

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