【朗読】顎十郎捕物帳『菊香水』 久生十蘭作 【作業・睡眠用BGM】 読み手七味春五郎  発行元丸竹書房 オーディオブック

 

■第十五回「顎十郎、金蔵破りの一味となるお話」
 これまで数々の難事件を解決し、大江戸一の御用聞きとまで言われるようになった顎十郎。今回の事件の被害者は、顎十郎ご当人! 

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■登場人物
仙波阿古十郎……顎が異様に長い。北番所の、例繰方。
森川庄兵衛……叔父。吟味方筆頭市中取締方。北番所所属
ひょろりの松五郎……神田の御用聞き
花世……庄兵衛の一人娘。阿古十郎を顎さんと呼べるただ一人の人。
藤波友衛……南番所の並同心
千太……藤波の手下
溝口雅之進……稲葉能登守の紙のお留守居。
小波……顎十郎をもちなす美女

■用語集
光来……コウライ・他人を敬って、さの来訪をいう語。
幸甚……コウジン・このうえもない幸せ。大変ありがたいこと
無聊……ブリョウ・退屈なこと
染筆……揮毫
手交……シュコウ・手渡しすること
拝眉……ハイビ・拝顔
繻珍……シュチン・帯地、袋物、袈裟などにつかう絹織物
前栽……センザイ・草木を植えた庭
淡月……タンゲツ・淡くかすんだ月、おぼろ月
胴乱……日本古来の小型のかばん。多くは革製。
瓦灯口……がとうぐち。かとうぐち。出入口の上部を半円形や櫛形に塗りまわした出入口。
馥郁……フクイク・よい香りがただよっているさま。
通人……ツウジン・趣味的なことに精通している人
婀娜……アダ・色っぽくなまめかしいさま
美禄……ビロク・高禄。酒の美称
美肴……ビコウ・美味な酒のさかな
三太夫……サンダユウ・家令、執事の別称
高手小手……タカテコテ・両手を後ろに回して、首から縄をかけ、二の腕から手首まで厳重に縛り上げること
有為転変……ウイテンペン・仏語。この世のことは仮に存在していること。常にうつりかわりはかないものである。という意味
枯木寒巌……枯れた木と冷たい岩。情味がないこと
落莫……ラクバク・物寂しいさま。寂寞。
沈考……熟思黙考
非違……ヒイ・法に背くこと。違法。
口腹……コウフク・口と腹。のみくい。食欲。

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墓地展望亭 https://youtu.be/1z6a4QK3Uok
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■この動画の目次
0:00 とぼけた手紙
5:28 数寄屋
11:47 有頂天
25:43 香聴き

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