宇宙服実情

以前の投稿で、宇宙の温度について書きました。宇宙は、マイナス270度の極寒。宇宙服は寒さから身を守るのかと思いきや、人間にとってはとても暑い空間なのです。

その理由は、宇宙に空気がないから。空気がないと・どんなに寒くても、体温が奪われることはないからです。これは魔法瓶と同じ原理です。

太陽光線でも温められるため、宇宙服には、身体を冷やす機能がついているそうです。

人間の身体は地球の環境に適応しているため、常に熱を生み出すよう身体は進化しています。

空気がないと熱は奪われない。逆をいえば熱が逃げ出すこともないため、自分を焼き殺すほどの熱が生まれてしまうのです。

ちなみに、宇宙環境に耐えるためのさまざまな機能がついている宇宙服は、とんでもなく高額。一着十億円以上もしてしまいます。生命維持のためだけに九億五千万円もかかっています。

宇宙で生きていくのは大変ですね

宇宙服なしで、ステーションの外に出た場合、およそ90秒で人は死にます。

その理由は気圧が低いことにあります。肺の中の空気は膨れた結果、ほとんどが体外に出ていくことに。つまりは窒息死。

耐えるために鼻と口を塞げばいいのか?でも、膨張に負けて鼓膜が破れてしまいます。

遺体は、穏やかに沸騰しながら凍り付いていきます。やがてミイラになると思われていますが。

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