若い頃の過ちをたねに、ゆすられるお由美。夫を愛してやまない彼女は、たった一人で悪人に立ち向かおうとするが……
1941年(昭和16年)3月 『婦人倶楽部』掲載作品。
■登場人物紹介
お由美 ……三右衛門の妻。昔出した恋文で新五郎に強請られる。
よ ね ……加納家の婢。
加納三右衛門……年寄格。江戸留守役。お由美の夫。
沼部 新五郎……三右衛門の元同じ藩の侍。
彦右衛門 ……加納家家士。
半之助 ……お由美の弟。
■用語集
けざやか……際立っているさま。はっきりしているさま
世故……セコ・世間の風俗、習慣など
借銭……借金
貞潔……テイケツ・貞操が固く、行いの潔白なこと
■目次
0:00 夫婦の朝 一
5:52 夫婦の朝 二
11:33 夫婦の朝 三
16:58 夫婦の朝 四
22:32 夫婦の朝 五
28:11 夫婦の朝 六
33:27 夫婦の朝 七
#AudioTube
#山本周五郎 #短編 #朗読 #小説 #文学