聖書につぐベストセラーを朗読! シャーロック・ホームズ!

最も映画化された主人公!

ボヘミアの醜聞

 

19世紀後半に活躍したイギリスの小説家・アーサー・コナン・ドイルの残した傑作探偵小説シャーロック・ホームズシリーズ

全世界でよみつがれ、いまだに映画化ドラマ化され続けています。
世界でたった一人の顧問探偵にして、天才的な観察力と推理力を駆使します。

世界一有名な私立探偵を生み出したコナン・ドイル(本姓はアーサー・ドイルで、コナンは叔父からもらったもの)は、もともとお医者さんでした。患者の待ち時間に短編小説を執筆、一方で医師としては全く成功せず、眼科医に転身するなど迷走しています。

ホームズ登場の最初の長編「緋色の研究」を1886年に仕上げますが、短編並みの稿料しかえられず、評判もかんばしくありませんでした。「四つの署名」とホームズ以外の小説で、小説家としての地盤を固めますが、眼科医の方はさっぱりで、あえなく廃業。執筆業一本で生きて行かざるをえなくなります。

そんなドイルがもくろんだのが、短編小説の読み切り連載でした。すでに二冊の長編を出していたシャーロック・ホームズを主人公にすえることを決めます。ストランドマガジン、1891年7月号から連載が開始されると初回から評判となり、同紙のの売り上げに貢献しました。ちなみに最初の六編は、一作35ポンドで買い取られたそうです。

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■日本シャーロック・ホームズクラブ
http://www.holmesjapan.jp/

■青空文庫にて本文も
https://www.aozora.gr.jp/cards/000009/card226.html

■翻訳者の大久保ゆうさんについて
http://novelista.wasedabook.com/OkuboYou/01.html
http://www.alz.jp/221b/
https://twitter.com/bsbakery/status/1267690779159310337
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まだらの紐

 

1892年発行の短編集『シャーロック・ホームズの冒険』より
著者のコナンドイルは、短編のなかでは、このまだらの紐が第一位であるとしています。

ちなみに物語に登場するヘレンが、ワトソンと結婚していた、と主張するシャーロキアンもいるそうで……

■青空文庫はこちらから
https://www.aozora.gr.jp/cards/000009/card50717.html

56ある短編小説のうち、八番目に発表された作品です。

☆ストランド・マガジンについて
 コナン・ドイルが、ホームズシリーズを寄稿したことで、日本でも知られていますが、ドイルは「緋色の研究」「四つの署名」をすでに他の雑誌で発表しており、ストランド誌から、ホームズシリーズがはじまった、というのは誤解のようです。
 ただ、長編二作は読者の支持を得られておらず、ドイルとホームズの名を押し上げたのは、三作目の「ボヘミアの醜聞」から
 短編、56作は、全てこの「ストランドマガジン」から発表されており、ホームズの人気は不動のものとなりました。

 キャッチフレーズは「6ペンスの値段で、中身は1シリング分の月刊誌」
 第二次世界大戦の影響で、敷金調達が困難となり、1950年。残念ながら、廃刊となってしまいました。創刊は1891年。

 創刊当時は全てのページに挿絵をいれており、挿絵を担当したシドニー・パジェットもまた、ホームズ人気に拍車をかけました。
 ドイル自身も、パジェットを好んでおり、長編1つと、短編37の挿絵を依頼しています。ただ、当初、ドイルの挿絵は弟に依頼するはずであり、兄のシドニーに白羽の矢が立ったのはたんに手違いであったとも。

 鹿撃ち帽とインヴァネス・コートという、ホームズ像を創作し(ドイルの本文には、どちらも記述がない)、356枚の挿絵を描いたそうです。1908年になくなり、以降を担当した画家は、パジェットのホームズ像を受け継ぐことになりました。

 

56ある短編小説のうち27番目に発表された作品
 短編集としては、三冊目の「シャーロック・ホームズの帰還」、に収録されました。

 ヒルトン・キュービットの持ち込んだ謎の絵。
 名家につきまとう陰
 シャーロック・ホームズは、絵に秘められた暗号をひもとくことができるのか? というお話になっております。

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