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小説 を書く上で最も重要なことを、それは、視点の意識です。 視点とは、認識の中心、です。視点を変えると、物語や登場人物の捉え方が変わります。 高岡英夫 の理論に身体意識論があります。 古来極意と呼ばれてきたものは、極まった意識のことである。 軸、丹田と、呼ばれてきたものは、意識が色濃く集中したものである。という理論です。 軸・センターは、体の中心に直線状に形成された意識のライン。 丹田は、球状に形成された意識の構造というわけです。 その考えに則って申し上げると、視点とは、認識の中心である、ということが言えると思います。 認識を変えれば、物語や人物の捉え方、結果文体なども変わってきます。 視点は、技術の根幹をなすもので、最も大切です 身体意識の話でいくと、視点とは、意識の構造である。とも言えます。 視点というからには、点状の意識、と考えていいと思います。人によって違うかもしれませんが。 この、視点は、位置が重要ですが、要は、一人称、三人称における位置の違い、ですよね。 場面ごとの視点の持ち主を、中心人物、と読んでいますが 一人称では、中心人物の、内側に視点があり、 三人称では、人物の外側に視点があることになります。 視点が意識の構造なら、当然、濃い、薄いという話が出て来ます。 掌と手の甲では、普通、掌の方が意識が濃いです。 こんな感じで、一人称で小説をよく書く人は、人物の内側に、視点の意識を形成するのが得意である、と言えるはずです。 ですが、この視点は、内側と外側で形成することで、何が変わるんでしょうか? 一人称、三人称、という名称自体は、視点の位置を意味しているものではなく、文体の違いを指したものです。 一人称は、中心人物が、そのまま語ります。 三人称は、中心人物ではなく、第三者が語ります。 一人称は、主観的に、 三人称は、客観的に、物語を語っています 一人称は、客観的視点 三人称は、客観的視点 とも言えるでしょう。 位置の話からとらえるなら、 一人称は、内的視点 三人称は、外的視点 となります。 少し見方を変えると、一人称は、主観性が高く、三人称は客観性が高い、と言えます。 主観力と客観力。これは相反するもので、主観性を高めれば、客観性は下がり、客観性を高めれば、主観性が下がります。 一人称は主観力が高く、三人称は客観力が高いといえます。 でも、主客が両立して高い文章というのを、めざしたいわけです。 視点の置き所は、一人称だけど、実際の文体は三人称。 という用い方は可能ではないか、と思って工夫しております。 一人称的三人称とか、主格共働文、などと言ってますが。 目指すところは、主観と客観の両立、です。うまくいくかは、わかりませんが。
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