第五十一話は、鶏に襲われた女を元に捜査がすすみます。
■川崎の大師河原
本作に登場いたしますが、大治二年(1127年)海中より弘法大師の霊像が出現したそうで、 こんな地名がついたらしい。霊像は、平間寺に安置され、厄除けの川崎大師とよばれた。慶安年間には、酒戦が行われたらしい
大森の鶏の他、三つの声にも登場。
□再生リスト
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■登場人物
半七……幕末江戸御用聞きの名親分
庄太……半七の子分
松吉……半七の子分。
坂部治助……八丁堀同心
善吉……下駄屋
安蔵……鳥屋の亭主。釣りに出て溺死
お六……安蔵の女房
八蔵……農家の倅。飼い鳥やアヒルなどを売り歩く
金造……ばくち打ち
勇二……お六と暮らす遊び人。武家奉公もしている。
塚田弥之助……不良旗本
お千恵……弥之助の妻
安達文次郎……塚田につかえる若侍
■用語集
初大師……ハツダイシ・その年最初の弘法大師の縁日。一月二十一日
病犬……ヤマイヌ・わるい癖のある犬。狂犬病にかかった犬
柘榴口……江戸期の銭湯で、洗い場から湯船への出入り口。
折助……オリスケ・武家の下男の異称
分明……ブンメイ・他と区別がついてハッキリしていること
喪神……ソウシン・放心
しどけない……服装や髪が乱れてだらしがない。
□目次
0:00 大森の鶏 一
11:57 大森の鶏 二
23:12 大森の鶏 三
34:07 大森の鶏 四
42:40 大森の鶏 五