- 2020年8月18日
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朗読 山本周五郎作 「樅の木は残った 第七話 風の前触れ」
山本周五郎はこんなことを語り残している。 「私は、自分が見たもの、現実に感じることの出来るもの以外は(殆ど)書かないし、英雄、豪傑、権力者の類いには、まったく関心がない。人間の人間らしさ、人間同士の共感といったものを、満足やよろこびのなかに、より強く […]
山本周五郎はこんなことを語り残している。 「私は、自分が見たもの、現実に感じることの出来るもの以外は(殆ど)書かないし、英雄、豪傑、権力者の類いには、まったく関心がない。人間の人間らしさ、人間同士の共感といったものを、満足やよろこびのなかに、より強く […]
悪人と描かれてきた原田甲斐ですが、樅の木では優しいですね。 私も朗読しながら、読み進めるようにしてますので、このさき、原田甲斐たちがどうなるのか、全く知りません。 樅の木の最後は、史実としてわかっているわけですが、これまでの通説がどう覆るのか、私もい […]
江戸庶民の楽しみの一つであった御家騒動 歌舞伎、講談などで広まりましたる大名家の内紛ですが、樅の木における伊達騒動は、三大騒動の一つに数えられます。 権力を握ろうと、有力家臣を排除する藩主もいれば、逆に無能な主君を廃立しようとした家臣もおります。家督 […]
江戸庶民の楽しみの一つであった御家騒動 歌舞伎、講談などで広まりましたる大名家の内紛ですが、樅の木における伊達騒動は、三大騒動の一つに数えられます。 権力を握ろうと、有力家臣を排除する藩主もいれば、逆に無能な主君を廃立しようとした家臣もおります。家督 […]
長い物語ですので、気長にお付き合いください。BGMはなくしてみました。藩主の逼塞、それにともなう上意討ちと、事件が連続しておき、混乱を極める伊達藩ですが、原田甲斐は、どうでるのか? 樅の木は残った、第三話が早くも登場です! ちなみに伊 […]
さて、主人公原田甲斐が登場です。 舞台は、仙台藩伊達家 主題は、講談でおなじみ伊達騒動 伊達騒動は、史上三度あったわけですが(三つとも関連性があるわけですが)、こたびの伊達騒動は、いわゆる寛文事件。主人公は、この事件の幕引きを行った原田甲斐。 […]
舞台は、仙台藩伊達家 主題は、講談でおなじみ伊達騒動 伊達騒動は、史上三度あったわけですが(三つとも関連性があるわけですが)、こたびの伊達騒動は、いわゆる寛文事件。主人公は、この事件の幕引きを行った原田甲斐。 従来悪人とされてきた原田であります […]
1928年『詩と詩論』第2冊に掲載。作品集、檸檬収録作品。 結核の療養のため、伊豆湯ヶ島を訪れた基次郎は、川端康成の紹介で、湯川屋、に長期滞在するようになる。川端夫妻とともに、みた数々の桜と、一進一退する病状の中で、「桜の樹の下には」は着想されたと言 […]
梶井基次郎先生の檸檬を朗読させていただきました。短編がほとんどの先生ですが、作品一つ一つが濃いですね。梶井作品は、朗読するとなお楽しいです。 梶井基次郎は、1901年明治34年に生まれた。没は1932年。わずか31年の生涯で、それゆえ、 […]
Podcastラジオ配信第一弾は、夏目漱石! YouTubeで配信している朗読動画ですが、かなりの数になってまいりました。今回から、さらに便利にご利用いただくため、音声ファイルでの配信も行います。 題して、AudioBookRadio。テーマは、 […]
最も映画化された主人公! ボヘミアの醜聞 19世紀後半に活躍したイギリスの小説家・アーサー・コナン・ドイルの残した傑作探偵小説シャーロック・ホームズシリーズ 全世界でよみつがれ、いまだに映画化ドラマ化され続けています。 世界でたった一人 […]
梶井基次郎は、1901年明治34年に生まれた。没は1932年。わずか31年の生涯で、それゆえ、残した作品も20篇余りで多くない。 檸檬は、そんな梶井の代表作で、1925年の同人誌『青空』創刊号に掲載。このときは評判にはならなかった。 檸 […]
幕末の思想 日本の中心は誰か? ・尊王論とは、国家の中心に天皇を据えようとする思想のこと。 ・佐幕論とは、徳川家を中心にした国家論体勢のこと。幕府を維持することを主眼に置いていた。 幕府を擁護する人たちと、天皇中心の尊皇派とは、当然対立していたんで […]
マシュー・ペリーの思惑 ペリー提督と言えば、幕末期における、もっとも有名な外国人――といってよいでしょう。 四隻の黒船を(内二隻は帆船)率いて来港し、夜も眠れぬ騒ぎを引き起こしたんですから、当時も今も日本人の記憶と記録に強く残っています。まあ、現 […]