【朗読/AudioBook】銭形平次捕物控 31話 濡れた千両箱  ナレーター七味春五郎  発行元丸竹書房

【朗読】銭形平次捕物控『濡れた千両箱』 作:野村胡堂【江戸の探偵推理】

📖 あらすじ解説

江戸は深川の材木問屋・春木屋の主人治兵衛が、亡き妻の追善供養のため、谷中の菩提寺・清養寺に三千両を寄進することになりました。三つの千両箱に詰められた大金は、番頭の源助と鳶頭の辰蔵に警護され、人足たちによって谷中へと運ばれます。

しかし、柳橋を通りかかった一行は、突然の雷雨と、浪人と遊び人の派手な喧嘩騒ぎに遭遇。雨宿りと騒ぎを避けるため、近くのお通の茶屋へ千両箱を運び込みます。ところが、その晩、寺に納められたはずの千両箱が、忽然と消え失せてしまうのです。

事件解決のため、町奉行所与力の笹野新三郎は、まず三輪の万七を現場へ派遣しますが、さらに念を入れ、名うての岡っ引・銭形平次にも出馬を要請します。

当初、平次は子分の八五郎(ガラッ八)を先行させますが、事件は複雑な様相を呈します。墓の中から発見された千両箱の中身は、なんと砂利と古金屑。一体誰が、いつ、どのようにして本物の小判とすり替えたのか? 茶屋での雨宿り、怪しい飯炊き女、筆跡鑑定、そして川岸に残されたわずかな手がかり…。

平次は鋭い観察眼と推理で、巧妙に仕組まれた大金強奪計画の真相に迫ります。二重三重に仕掛けられた罠と、意外な黒幕の正体とは? 平次の投げ銭が闇を裂き、事件の全貌が明らかになる痛快な捕物控です。

👥 登場人物一覧

  • 銭形平次(ぜにがた へいじ): 主人公。神田明神下に住む敏腕の岡っ引。投げ銭を得意とする。

  • 八五郎(はちごろう): 通称ガラッ八。平次の一の子分。おっちょこちょいだが、時に鋭い観察力を見せる。

  • お静(おしず): 平次の女房。

  • 春木屋治兵衛(はるきや じへえ): 深川の材木問屋の主人。三千両の寄進主。

  • 源助(げんすけ): 春木屋の番頭。三千両輸送の責任者の一人。

  • 辰蔵(たつぞう): 鳶頭。三千両輸送の責任者の一人。寝ずの番も務める。

  • お通(おつう): 柳橋の水茶屋の美しい娘。平次の女房お静の友人。

  • お通の母親(おつうのははおや): お通と共に茶屋を切り盛りする。

  • 松吉(まつきち) / 松さん: 威勢のいい職人風の男。お通の許嫁。

  • 三輪の万七(みわの まんしち): 平次とは別の組の岡っ引の親分。縄張りの事件を担当。

  • お神楽の清吉(おかぐらの せいきち): 万七の子分。

  • 笹野新三郎(ささの しんざぶろう): 八丁堀の与力。平次や万七の上役。

  • 清養寺の住職(せいようじのじゅうしょく): 谷中にある寺の住職。

  • 弥十(やじゅう): 清養寺に長年勤める老いた寺男。

  • 小坊主たち(こぼうずたち): 清養寺の若い小坊主。

  • お類(おるい): 清養寺で飯炊きとして働く女。跛足で顔に火傷の痕がある。

  • お兼(おかね): 女巾着切り(スリ)。お類の正体。

  • 井崎八郎(いざき はちろう): 浪人。柳橋で喧嘩騒ぎを起こす。

  • 白狗の勘次(しらいぬの かんじ): 遊び人(博奕打ち)。井崎と共に喧嘩騒ぎを起こす。

  • 伊之助(いのすけ): 春木屋の二番番頭。筆跡が上手い。

  • 人足たち: 千両箱を運んだ人々。

 

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