オーディオブック 銭形平次捕物控 【敵討ち果てて】

その四 敵討果てて

 今回の銭形は、勘違いから起こった仇討ち騒動。
 永楽銭は投げないが、平次の探査が光ります。

登場人物

伊勢屋玉吉……乾物屋
光川左門太……手習い師匠
三河屋甚兵衛……三河屋主
藤枝蔵人……浪人者ながら裕福で金貸しをしている
お村……甚兵衛の娘
成滝近江……蔵人と決闘して死んだ侍
お礼……蔵人の娘
長吉……三河屋の小僧
佐々波金十郎……三河屋の客分
成滝勇之進……近江の息子
お角……三河屋の下女

用語集

舎利……火葬にした骨
雑俳……遊戯的な俳諧
逐電……素早く逃げて行方をくらますこと
銷磨……すりへること、なくなること
八幡しらず……八幡のやぶしらず。ふみいれると二度と出てこられなくなる、という禁足地のこと
御方便……好都合なこと。 まわり合わせのよいこと。
五つ半……午後九時
四つ……午後十時
軽捷(けいしょう)……身軽ですばやいこと
左封じ……書状の封の仕方で、凶事に用いる
篤志家(とくしか)……社会事業などに、協力援助をするようなひと
利分(りぶん)……利子。利息。利益となる部分。
口銭(くちせん、こうせん)……仲介手数料、運送料、保管料などのこと
雀色時(すずめいろどき)……夕暮れ時

昵懇……ジッコン・親しく打ち解けて付き合うこと。懇意。
懊悩……オウノウ・悩みもだえること。煩悶
亥の刻……四つ・午後十時

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