『八五郎の恋人』は、
昭和二十六年面白倶楽部夏の増刊 七月号掲載作品。シリーズとしては、264作目に当たります。
野村胡堂の述懐では、【容易に罪人をつくらないこと、町人に愛情を持っていること、侍や遊び人を徹底的にやっつけること、明るくて健康的であることを心がけた】と語る、日本が誇る捕物帳の名作。
江戸神田明神下の長屋に住む「江戸一番の捕物名人」
舞台は、江戸時代初期の慶安から承応にかけてでしたが、第三十話あたりから江戸時代の後期、文化・文政期あたりにうつっております。
長・短編合わせて総計三八三編(長編21,中編18,短編341,掌編3,)。テレビドラマ大川橋蔵の銭形平次は、18年間で888回をかぞえ、ギネスブックにも載っております。「1人の俳優が同じ主人公を演じた1時間ドラマ」としては世界最高記録であります。
■銭形平次捕物控 作品リスト
https://www.youtube.com/watch?v=TAZ_R3z6i_Q&list=PLbLffmEwTDprV6OWTzThbBxKDoeB6a5r_
■銭形平次の長篇集はこちら!
https://www.youtube.com/watch?v=ruF-vuGxqfs&list=PLbLffmEwTDprPA_TkWCNyyek_EKsRjHwj
■登場人物紹介
平次……銭形の平次。岡っ引き。銭占いと投げ銭打ちが得意技。三一歳。
八五郎……ガラッ八。平次の子分。三〇歳の独身
お静……平次の恋女房。二三歳
笹野新三郎……八丁堀の与力で、平次の良き理解者
お品……石原の利助の娘。中気にかかった父、利助にかわって、御用をうけたまわるようになる。
三輪の万七……御用聞き。銭形平次と張り合う。
玉吉……お玉ヶ池の下っぴき
稲葉屋勘十郎……稲葉屋の用心棒で、主人の死んだあと、お角の婿になる。
お角……勘十郎の内儀
阿星源之丞……勘十郎と同藩のさむらい
お君……内儀の妹
お直……下女
九郞助……下男
浅野屋惣吉……お君の叔父
長谷部弥三郎……同心
村雨の鉄……老巧の目明かし
惣之助……惣吉のせがれ
◆用語集
店屋物……テンヤモノ・飲食店から取り寄せる料理。
仁体……ジンタイ・人の様子。人柄。みがら。人品。風采。身分。じんてい。
両掛け……荷物をひもで結んで前と後ろに振り分け、肩に担ぐこと。 江戸時代の旅行用の 行李 こうり の一。 挟箱 はさみばこ や小形のつづらを棒の両端に掛け肩に担いだもの。
■この動画の目次
0:00 八五郎の恋人 一
5:26 八五郎の恋人 二
11:09 八五郎の恋人 三
22:05 八五郎の恋人 四
27:33 八五郎の恋人 五
34:36 八五郎の恋人 六
40:19 八五郎の恋人 七
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