オーディオブック 銭形平次捕物控 【十手の道】

その三 十手の道

平次が劇中で投げる投げ銭は、寛永通宝で、重さは3.5グラム。小石程度です。
 ちなみに子孫の銭形警部の得意技は手錠投げ。ファミコン版、カリオストロの城がなつかしいです。クリアできなかった……。
 とっつあん、こと銭形幸一は、平次から六代目の子孫。投げ銭もできるらしい。次元に匹敵する射撃の腕前で、原作では設定はないものの、身長は181センチ、体重は73キロ。生年月日は1938年12月25日となっております。ルパンとは、同じ大学の先輩後輩の間柄。平次よりも詳細です。原作の第一話には、名探偵明智小五郎が協力者として登場。アニメとは違い、原作ではクールにして冷徹。宮崎駿版の銭形がもっとも原作に近いそうです。

■登場人物
志賀玄蕃……藩主に意見して手打ちになる。
志賀内匠……浪人。釣りにでかけ行方知れずに。
加世……志賀玄蕃、内匠の母
関……内匠の嫁
高力左近太夫高長……肥前島原藩主
川上源左衛門、治太夫……内匠を釣りにさそいだす。以降行方知れずに
与吉……目黒の御用聞き
左五兵衛……門番

■用語集
十手(じって)……犯人逮捕のための武具。柄(え)には組紐、鍔元には刀剣を受けるための鉤形がついていた。
曾孫……孫の子。ひまご
奢侈(しゃし)……度を過ぎて贅沢なこと
弁佞(べんねい)……心がねじけていて、口先のうまいこと。また、表向きだけきれいにかざった弁舌。
下知(げち)……命令
蜚語(ひご)……根拠のない噂
百本杭……波よけの杭を多く並べたところ
争気(そうき)……人と優劣などを争おうとする気持ち
そもじ……そなた。あなた。
臣節(しんせつ)……臣下として守るべき節操
質朴(しつぼく)……じゅんぼく。素朴。
酉刻半(むつはん)……午後七時
愛憎(あいぞう)……愛することと憎むこと
義憤(ぎふん)……道義に外れたこと。不公正なことにたいする憤り。
備後表(びんごおもて)……備後地方から産する上質の畳表
子刻(ここのつ)……午前零時
三代相恩(さんだいそうおん)……祖父以来三代にわたって主君につかえ恩を受けること
杖柱(つえはしら)……もっとも頼りとする者のたとえ
貞烈(ていれつ)……女性の貞操がかたいこと
峻拒(しゅんきょ)……きっぱりと拒むこと。厳しい態度で断ること
辞色(じしょく)……言葉付きと顔色
鋭鋒(えいほう)……するどい矛先。言葉や文章による鋭い攻撃。
朴訥(ぼくとつ)……かざりけがなく、口数が少ないこと。
のめのめ……おめおめ。恥ずかしげもなく平然としているさま。

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