【朗読一人でドラマ】銭形平次捕物控【白紙の恐怖】 野村胡堂  ナレーター七味春五郎 発行元丸竹書房

 

 

 

野村胡堂『銭形平次捕物控』

白紙の恐怖

丸竹書房がお届けする名作捕物帳、オーディオブックの世界へ!

名探偵・銭形平次が江戸の難事件に挑む!

YouTube音本チャンネルにて好評配信中!

YouTube 音本チャンネルはこちら ≫

作品と作者について



「銭形平次捕物控」シリーズとは

「銭形平次捕物控」(ぜにがたへいじとりものひかえ)は、野村胡堂による日本の時代小説シリーズです。神田明神下に住む岡っ引の銭形平次が、卓越した推理力と十手術、そして得意の投げ銭を駆使して、江戸で起こる様々な難事件を解決していく物語です。「御用!御用!」の掛け声や、子分のガラッ八(八五郎)との軽妙なやり取り、妻のお静の支えなど、魅力的なキャラクターと江戸情緒あふれる描写で、長きにわたり多くの読者に愛されています。数多くの映画、テレビドラマ、舞台にもなり、日本の捕物帳の代名詞的な作品の一つとして知られています。

作者:野村胡堂(のむら こどう)

野村胡堂(1882年10月15日 – 1963年4月14日)は、日本の小説家、音楽評論家です。本名は野村長一(のむら おさかず)。岩手県紫波郡彦部村(現在の紫波町)出身。東京帝国大学法科大学中退。報知新聞社(現在のスポーツ報知)の記者として活動する傍ら、音楽評論や小説の執筆を始めました。昭和6年(1931年)に『文藝春秋』に「銭形平次捕物控」の第一作「金色の処女」を発表して以来、383編に及ぶ銭形平次シリーズを書き続け、国民的な人気作家となりました。音楽評論家としては「あらえびす」の筆名で活動し、クラシック音楽の普及にも貢献しました。日本芸術院会員。

「白紙の恐怖」主な登場人物

銭形 平次(ぜにがた へいじ)

神田明神下の岡っ引。冷静沈着で推理力に優れ、投げ銭を得意とする。

ガラッ八(八五郎)(がらがっぱち / はちごろう)

平次の一の子分。お調子者でそそっかしいが、平次を慕い、事件解決に奔走する。

幸吉(こうきち)

本銀町の藍玉問屋「浅田屋」の手代。主人の徳次郎に毎月届く白紙の脅迫状に悩み、平次に相談を持ち掛ける。

浅田屋 徳次郎(あさだや とくじろう)

「浅田屋」の現在の主人。白紙の脅迫状に怯え、心身ともに衰弱している。物語の冒頭で殺害される。

幾代(いくよ)

先代の主人・総兵衛の一人娘。十八歳。美貌の令嬢で、事件の鍵を握る人物の一人。

文六(ぶんろく)

「浅田屋」の三番番頭。中年男。店の内情に詳しい。

お道(おみち)

「浅田屋」の下女。二十四五歳。足が不自由。その正体と動機が事件の核心に触れる。

「白紙の恐怖」物語と朗読

あらすじ

日本橋の大店「浅田屋」に、毎月決まった日に届く奇妙な手紙。それは、何も書かれていない「白紙」の脅迫状だった。一年にも及ぶ不気味な手紙に、主人・徳次郎は心身を病んでしまう。手代の幸吉から相談を受けた銭形平次が動き出そうとした矢先、ついに徳次郎が殺害される。自害か、他殺か。平次は、二年前に店で起きた名物茶碗の紛失事件と先代主人の死、そして店に残された人々の複雑な人間関係に事件の根があると睨む。白紙の手紙に込められた恐ろしい怨念の正体とは?平次の名推理が、過去の悲劇と現在の殺人を繋ぐ驚くべき真相を暴き出す。

© 丸竹書房

NO IMAGE
最新情報をチェックしよう!