大江戸長屋事情

江戸は、武家の都というだけあって、町人たちの住む土地の面積は20%ほどに過ぎませんでした

そんなところに五十万人とも言われる庶民が押し込められたのだから大変です

そこで地主たちが九尺二間の長屋を作って細民たちをすませました

「九尺店(くしゃくだな)長芋らしい梁ばかり」

仕切りの壁も薄く、ひとたび火事となればたちまち燃えたのも、うなずけます

裏長屋(裏店)にたいして、表通りに面した長屋(表だな)は高級でした

2階建ての長屋もあったそうで

職人の頭や、商人、大店の番頭あたりが住んでいたそうです

家賃は九尺二間で、千文

その半分の広さしかない棟割り長屋で五百文

一日十文の日掛け家賃もありました

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