大谷昇平の活躍で、飛距離や、打球の速度が、注目されてますね。
人が打ったボールは、どのぐらいの限界まで飛ぶんでしょうか?
果たして、アラレちゃんのように、地球を、一周して戻ってくることは、物理的にありえるのか?
調べてみました
史上最速で二百キロ。それでも、重力にやがては敗れボールは、落下するんだそうな。
けれど、遠心力と引力が釣り合いさえすれば、ボールは、落ちないんだそうです。
その速度を割り出すためには、地球の半径と質量が利用されます。
出てきた数字は、
時速2万8476キロ
秒速7.9キロです
これを、第一宇宙速度、といいます。(海抜0メートルの場合)
問題は、地球には大気があることです。空気抵抗で減速するため、大気のない高度、100キロ以上の高度まで、打球を打ち上げる必要があります。
ただし秒速7.9キロとなると、マッハを超えてしまいます。すると、ボールの前方にある空気は圧縮されて、高温を放つようになります。
つまりマッハを超えたボールも、それを打つマッハを超えたバットも、耐熱性に優れていないと、燃え尽きることになります。
地球に戻るスペースシャトルは、マッハ20の速度だそうですが、表面温度は1400度です。
秒速7.9キロは、マッハ23を超えています。
だから、大谷には、1400度以上の高熱に耐えるボールとバットを用意してあげなくてはなりません
ちなみに、秒速11.2キロを超えるとボールは宇宙へ飛び出ますが、太陽の引力には勝てず
太陽を中心にした軌道に乗っかって、惑星のようにぐるぐると回り始めます
太陽系が嫌いな場合は、秒速16.7キロを目指してください
それに耐えうる、ボールとバットを用意することを忘れずに……