【木曜山本周五郎アワー】『いしが奢る』朗読時代小説  読み手七味春五郎  発行元丸竹書房

 

藩の財政を立て直す。そのためには、重臣と御用商人との関係をあきらかにしなければならない。主命をおびて、江戸から国許へとやってきた本信保馬。警戒する藩士と商人の目をかいくぐって、ひそかに探索をつづけるが、料亭で出会った一人の女性に心はいやおうなく惹きつけられていく。

■登場人物
本信 保馬……次席家老の子で、密命を帯びて国許に戻る。
おいし  ……重右衛門の養女。又兵衛と結婚の約束がある。
仲田千之助……保馬を助ける。
堀勘 兵衛……同上
外島又兵衛……外島家の婿養子。御用商人と仲がいい
佐藤市兵衛……又兵衛の父。
外島伊左衛門……又兵衛の義父。
河瀬 主殿……城代家老。
原田 監物……筆頭年寄。
花世   ……主殿の娘。
おたけ  ……料亭「掬水亭」の仲居。
能登屋伊平……商人。
角屋仁右衛門……商人。
作間 忠太夫……商人。
渡島屋六兵衛……商人。
八幡屋 万助……独占株を持つ御用商人。
青木重右衛門……独占株を持つ御用商人。おいしの義父。
島屋 真兵衛……独占株を持つ御用商人。米穀商。
弥吉    ……島屋の手代。
お春    ……望湖庵の仲居。

■用語集
進物……贈り物
名数……単位の名称などをつけた数
いさりぶね……漁船
情誼……ジョウギ・人と付き合う上での人情や誠意
僭上……長上しのぐこと
嬌声……女性のこびを含んだなまめかしい声
嬌羞……恥じらうさまのなまめかしいこと
糊塗……一時しのぎにごまかすこと
哀訴……哀願。なげきうったえること
籠居……家に閉じこもって外に出ないこと

■この動画の目次
0:00 一
8:22 二
17:03 三
26:54 四
36:55 五
46:18 六
55:19 七
1:03:26 八

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