平次と八五郎、出会いの物語! 長編銭形平次捕物控 八五郎売り出す 「第一部 花婿ごろしと三百両」 朗読 七味春五郎 発行元丸竹書房

NO IMAGE
七里ガ浜 尼寺 異装空腹 の三話を収録! 第1部は、若き日の八五郎が、七里ガ浜で逃げる花嫁・お町と出会い、成り行きから彼女を助ける逃避行に巻き込まれていく導入部です。 この段階では、平次はまだ本格登場していません。重要なのは、八五郎の「人のよさ」「義侠心」「惚れっぽさ」「間の抜けた滑稽味」が、すべて前面に出ていることです。 また、お町については、単なる逃亡者ではなく、鹿島屋の花婿殺しと三百両盗難の疑いを背負った、重大事件の中心人物として描かれます。 第1部の核は、次の二つです。  八五郎とお町の出会い  お町にかけられた疑惑 📗あらすじ 若き日の八五郎は、両親の供養を終えた帰り道、七里ガ浜で一人の美しい娘と出会います。 その娘は、本銀町の大店・鹿島屋へ嫁ぐはずだったお町。祝言の夜に逃げ出した彼女には、三百両の盗難と花婿殺しの疑いがかけられていました。 追手から逃れるため、八五郎は自分の着物を貸し、お町を男姿に変装させます。ところがそのために八五郎は無一文となり、空腹のまま女物の袷を羽織って東海道を歩く羽目に。 逃げる花嫁と、巻き込まれた江戸っ子。二人は保土ヶ谷の小屋で一夜を明かし、ついに江戸へ戻って銭形平次を頼る決意を固めます。 平次と八五郎が出会う前夜を描く、恋と義侠と珍道中の第一幕です。 📗 登場人物一覧 □八五郎 向柳原の若者。二十五歳。のちに銭形平次の子分、ガラッ八となる人物。 この第1部では、まだ平次の子分ではなく、親の供養を終えた帰りの気楽な若者として登場します。惚れっぽく、粗忽で、空腹には弱いものの、他人の金には手をつけない律義さがあり、お町を信じて追手からかばいます。 特徴: 背が高い 顎が長い 人がよく、警戒されにくい顔 威勢はいいが、どこか抜けている 金には不器用なほど正直 女に頼まれると弱い □お町 本銀町の鹿島屋へ嫁ぐはずだった若い娘。横町のお国の養女。 祝言の晩に逃げ出し、鎌倉の東慶寺へ駆け込もうとします。しかし、三百両の盗難と花婿・敬太郎殺しの疑いをかけられ、追手と役人に追われることになります。 第1部では、気弱な逃亡者に見えながら、機転・胆力・演技力も見せます。男装して抜け詣りの少年に化ける場面は、この部の見どころです。 特徴: 十八、十九ほどの美しい娘 気丈で機転が利く 男装がよく似合う おどける余裕もある 実は鹿島屋の嫁入りを強いられた被害者 □銭形平次 この第1部では、直接の本格登場はまだありません。 ただし、お町が「明神下の銭形の平次親分にお願いして、白い黒いをはっきりしたい」と語ることで、次の展開への導線が敷かれます。 この段階では、八五郎も平次の名を知っている程度で、まだ親分乾分の関係ではありません。 □お静 冒頭で名前だけ触れられる、両国の茶屋に勤める娘。 平次と互いに恋心を通わせている存在として紹介されます。第1部では事件にはまだ関与しませんが、のちに平次と事件を結びつける重要人物になります。 □お国 横町の女高利貸し。通称「熊脂のお国」。お町の養母。 お町を借金のかたに引き取り、育てた人物です。お町の美しさを利用し、鹿島屋への縁談を金銭取引のように進めます。 □鹿島屋敬太郎 本銀町の大店・鹿島屋の若旦那。お町の花婿となるはずだった人物。 第1部ではまだ直接登場しませんが、祝言の夜に殺されたことが明かされます。お町が逃げた直後に殺されたため、お町に疑いがかかります。 □お鉄 お町の付添いとして名前が出る人物。 お町が鹿島屋から逃げる際、そっと手助けした女。第1部ではお町の証言に出るだけですが、後半の事件展開では重要な鍵を握ります。 □追手の男二人 七里ガ浜でお町を追ってくる男たち。 人相の悪い四十男と、二十七、八の生白い男。お町を「三百両を持ち逃げした鹿島屋の嫁」と説明し、八五郎を脅します。 □東慶寺門前の茶店の女房 八五郎に、東慶寺前の捕物騒ぎの内容を話す女房。 情報通で噂好き。お町が三百両持ち逃げと花婿殺しの疑いをかけられていることを、八五郎に知らせる役割です。 □鎌倉・保土ヶ谷の役人たち お町を捕らえるため、街道筋や東慶寺周辺を警戒している役人たち。 膝枕の場面では、お町の男装と八五郎の寝たふりに欺かれ、二人を抜け詣りの兄弟と思い込んで立ち去ります。 このチャンネルでは、名作朗読に加えて自作小説の朗読も公開しています。 物語の余韻を気に入ってくださった方は、オリジナル作品もぜひお聴きください。
originalの歌詞で、主題歌も製作しております。ぜひお聴きください。
NO IMAGE
最新情報をチェックしよう!