納言恭平著 七之助捕物帳 『第三十九巻、裏店仁義』  ナレーター七味春五郎 発行元丸竹書房



 強欲で知られる高利貸し「こぶ万」のもとに届いた一通の脅迫状。
 人質に取られたのは、愛妾が可愛がっている「三毛猫」

「身代金五十両を出さねば、猫の耳と尻尾を切り落とす」

 世間体を気にするこぶ万から内密の依頼を受けた御用聞き・七之助。
 たかが猫泥棒と侮るなかれ。
 裏には、江戸の貧しい裏長屋に生きる人々の、切なくも温かい「嘘」が隠されていたのである——



読み込み中... (System Ready)
最新情報をチェックしよう!