【大岡越前 池田大助捕物帳】呪の手紙/野村胡堂作 【朗読時代小説】 読み手七味春五郎  発行元丸竹書房 オーディオブック

 

本日は、山本周五郎アワーのお時間ですが、制作が間に合わなかったので、サブちゃんねるで不定期配信している、池田大助捕物帳の新作を、かわりにお届けいたします。
 テレビドラマになっていた作品なので、ご記憶の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
 今回、池田大助にふりかかるのは、三つの呪いの手紙にまつわるお事件です。三人の男女に別々に届いた手紙。そこには、それぞれの抱える問題を解決すべく、必要な金を用意すると書かれている。かれらが向かった受け渡し場所には、慥かに金があったのだが、同時にそこにあったのは……

 というお話です。少しながい、中編ぐらいの長さになるんですが、楽しんでいただければと思います。木曜の山本周五郎アワーはちゃんとします。ごめんなさい m(__)m 

これまでの池田大助捕物帳

第一話 火中の女 https://www.youtube.com/watch?v=JaaBClakkrE
第二話 娘と絵図面 https://www.youtube.com/watch?v=pbw4UGfL2_8
第三話 お通の恋人 https://www.youtube.com/watch?v=cmYeG0zpmA4
第四話 水茶屋の女 https://www.youtube.com/watch?v=XS4Bns2_GXI
第五話 古証文 https://youtu.be/xsdjJuzQOac

■登場人物
池田大助……名奉行大岡越前にみこまれて、訓育を受ける
お美濃……大助の許嫁的存在。軽業小屋あがりのいい女。
仙太郎……大助のつかう飴屋の少年
源太……御用聞きの四十男
石子伴作……大岡越前の配下の与力
嘉兵衛……長者町の油屋
お糸……借金のため、油屋の隠居の奉公に出されそうになる
伊十郎……古金買いの親爺。
喜三郎……神田鎌倉町の棟梁。公金を使い込んでいる。
お浅……柳橋、小笹の女将
石山右膳……竹箸削りをなりわいとする尾羽打ちからした浪人
甚兵衛……石山の住む長屋の家主
お藤……石山の内儀
立花剣之助……石山と同藩の浪人
巳之助……油屋の若主人
助吉……立花の老僕
為吉……鋳掛屋

■用語集
恩寵……オンチョウ・主君などから受ける恵み
山の入った帯……皺が寄って古びているさま
凝脂……ギョウシ・きめの細かい艶のある白い肌
雀色時……夕暮れどき
四半時……三十分
羅紗……起毛させた厚手の毛織物
白雲頭……火傷などのため、頭部の一部が剥げている様
千社札……千社詣で使われた摺り札
継竿……ツナギ
惣嫁……ソウカ・街頭にたって客を引く女性
冠木門……冠木だけを渡した屋根のない門
克明……コクメイ・まじめで正直。実直なこと
推服……スイフク・心服
脂粉……シフン・紅と白粉。女性の化粧
ウンスン歌留多……ポルトガルから伝えられた南蛮カルタ
畳紙……タトウガミ・懐紙のこと
家居……イエイ・すまい。
すてっぺん……のっけ。いちばん高いところ
入質……ニュウシチ・質入れ

■この動画の目次
0:00 呪の手紙 一
22:15 呪の手紙 二
37:35 呪の手紙 三
57:20 呪の手紙 四
1:11:49 呪の手紙 五
1:33:40 呪の手紙 六
1:49:14 呪の手紙 七

#大岡政談 #野村胡堂 #朗読時代小説 

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