【時代小説朗読】山本周五郎総集編 第四集「国柱の忠、松風の誓い― 松風の門・土佐の国柱 ―」 ナレーター七味春五郎 発行元丸竹書房

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山本周五郎が描く、  主君と家臣のあいだに結ばれた深い忠義の二作、 『松風の門』 と 『土佐の国柱』  を総集編でお届けします。 『松風の門』  では、片眼を失った藩主・宗利と、その秘密を抱えて生きてきた池藤八郎兵衛との長年の負い目と献身が、最後に松風の鳴る墓所で静かに回収されます。 『土佐の国柱』  では、山内一豊が死に際して高閑斧兵衛に「三年のあいだに土産を作って参れ」と命じ、土佐の民心を帰服させることを悲願として託します。斧兵衛はその遺志を背負い、最終的に「土佐の国柱」とまで呼ばれる存在になります。 戦場の武勇ではなく、 人を治め、家を守り、国の礎となる忠義。 山本周五郎ならではの静かな熱を、どうぞお聴きください。 📗姉妹編としての 殉死
主君のために命を捨てることだけが、忠義ではない。 この総集編に収めた『松風の門』と『土佐の国柱』は、ともに “生きて支える忠義” を描いた作品です。 『松風の門』では、幼い日の事故で宗利の片眼を奪った池藤小次郎――のちの八郎兵衛が、その秘密と負い目を抱えたまま歳月を生き、ついには主君のために身を投げ出します。宗利はその真意を知り、松風の鳴る墓所でようやく家臣の魂に向き合います。 『土佐の国柱』では、山内一豊が死の床で高閑斧兵衛に、土佐の民心を山内家へ帰服させるという“土産”を託します。若侍たちの焦りや反発のなかで、斧兵衛は徳をもって国を治めようとし、やがてその働きは「土佐の国柱」と呼ばれるまでになります。 家を支えるとは何か。 忠臣とは誰か。 山本周五郎が描く、静かで強い二つの忠義譚です。 登場人物一覧 『松風の門』 伊達宗利(だて むねとし)  宇和島藩主。幼い日に右眼を失っており、その過去が物語の核心となります。 池藤小次郎/池藤八郎兵衛(いけとう こじろう/はちろべえ)  少年時代は神童と呼ばれた俊才。宗利の失眼に関わった秘密を抱え、のちに人生を通して主君への贖いを背負います。 朽木大学(くちき だいがく)  宗利の傅役。寡黙ながら厳しく、主君の成長と真実を見守る存在です。 うめ  八郎兵衛の妻。夫婦として報われぬ歳月を耐えながら、八郎兵衛の生き方を支える女性です。 貝岡角之進(かいおか かくのしん)  宗利に昔を語る家臣のひとり。八郎兵衛の変貌を伝えます。 『土佐の国柱』 山内一豊(やまうち かずとよ)  土佐の領主。死の床で、土佐一国の民心を山内家へ帰服させることを斧兵衛に託します。 高閑斧兵衛(こうが おのべえ)  一豊に仕え続けた老臣。追腹ではなく、生きて国をまとめるという忠義を引き受ける中心人物です。 山内忠義(やまうち ただよし)  一豊の後を継ぐ当主。最後に斧兵衛の真価を理解し、「土佐の国柱」と認めます。 池藤小弥太(いけふじ こやた)  若く有能な武士。斧兵衛の真意を理解し、その側に立つ重要人物です。 小百合(さゆり)  斧兵衛の一人娘。小弥太との関係も含め、斧兵衛の人間的な心残りを担う存在です。 堂上喜兵衛(どうがみ きへえ)  強硬派の若侍たちの中心。斧兵衛の寛政に反発し、対立を深めます。 @otobon-sub @otobon-sub
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