山本周五郎の妻一家をモデルに描かれたおたふく三部作。そのaudiobookと主題歌を配信しています。

きんべえ物語 総集編をオリジナル主題歌とともにお届けしております! 

いつもご視聴ありがとうございます!✨

山本周五郎の心温まる人情珠玉の名作『おたふくの幸せ(きんべえ物語)』の朗読動画をご紹介します。

これまで公開した三部作を一つにまとめ、さらにオリジナルの主題歌もついた大作まとめ動画となっています。たっぷり4時間以上、どっぷりと山本周五郎の世界に浸れる特別版です!🍵

📖 あらすじ・みどころ 笑いと人情の奥にひそむ痛みと救済を、七味春五郎の朗読で一気に聴く。

物語の主人公は、おしずとおたかの美しい姉妹。

姉のおしずは、底抜けにお人好しでちょっと不器用、でも誰よりも妹や家族を思いやる優しい女性です。

厄介事を抱え、決して楽ではない日々の暮らしの中でも、文句ひとつ言わずに懸命に生きる姉妹。そんな二人が励まし合いながら、それぞれの「幸せ」を見つけていく姿。

不器用だけれど真っ直ぐな恋模様や、姉妹の深い絆。山本周五郎ならではの、人間の温かさ、哀愁、そして優しさが心にじわっと染み入る名作です。

1. 愛すべきヒロイン「おしず」のキャラクター

主人公のおしずは、自らを「おたふく」「とんま」と称するほど不器用で、いつも勘違いや言い間違いをしては周囲を笑わせるような女性です。しかし、その根底には底抜けの優しさと、家族(特に妹のおたか)に対する深い愛情があります。

自分の幸せはそっちのけで、厄介な兄(栄二)から家族を守るために体を張ったり、妹の幸せを心から願い、自分の密かな恋心を諦めてまで妹の縁談をまとめようとする姿は、いじらしく、そして強く胸を打ちます。

2. 姉妹の深い絆と、温かい人間関係

おしずと妹のおたかの関係性が非常に魅力的です。一見するとちゃっかりしている妹が、実は誰よりも姉の苦労を理解し、姉の幸せを願っていることが中盤で明かされます。互いを思いやるがゆえにすれ違いそうになる二人の姿は、涙なしには聴けません。

また、彼女たちを取り巻く人々(野元堀の師匠、稲荷町の人々、そして佐田次郎の親方夫婦など)も、お節介ながらも温かく、江戸の下町らしい人情味に溢れています。

3. 定次郎との不器用な恋と、その結末

腕は立つものの酒浸りで気難しい彫金師・定次郎。彼に対するおしずの長年の片思いが、思わぬ形で結実します。

結婚後、定次郎はおしずの勘違いからくる言動に呆れながらも、彼女の無邪気さや深い愛情に次第に惹かれ、彼自身も人間として変わっていきます。終盤、定次郎がとある「勘違い」から激しい嫉妬に駆られ、夫婦の危機が訪れますが、そこで明かされるおしずの真実の想いは、物語の最大のクライマックス。

不器用な二人が、誤解を乗り越えて本当の夫婦になっていく過程は、まさに山本文学の真骨頂!

全体を通して、ユーモアと涙のバランスが絶妙で、聴き終わった後に心がじんわりと温かくなるような作品です。朗読ならではの声色の変化も、物語の魅力を一層引き立てています。

🎧 こんな時におすすめ

  • 家事や作業のお供(作業用BGM)に

  • 休日の昼下がりに、お茶を飲みながらゆったりと

  • 一日の終わりのリラックスタイムや、おやすみ前のひとときに

ぜひ、じっくりと耳を傾けてみてください。

👇 動画本編はこちらから 👇

皆さんは、おしずとおたかのどちらの生き方に共感しましたか?

一番心に残ったシーンや、主題歌の感想など、ぜひ動画のコメント欄で教えてくださいね!お待ちしております😊

(丸竹書房編集部)

個別動画も字幕入りで配信中!

第一話「妹の縁談」


(動画リンク: https://www.youtube.com/watch?v=WQ0DwhFUX3Y

【あらすじ】 物語の中心となるのは、おしずとおたかの姉妹。姉のおしずは、自他共に認める「おたふく(不器用でお人好し)」ですが、非常に美しく、長唄の師匠として家計を支えています。妹のおたか(26歳)にも良縁(稲荷町の品川屋)が舞い込みますが、彼女は姉の幸せを優先し、頑なに縁談を断り続けていました。実はおしずには、彫金師の佐田次郎に対する密かな恋心があり、おたかはそれに気づいていたのです。おしずは妹を安心させるため、一芝居打つことを決意します。

【見どころ】

  • 姉妹の深い愛情: 互いの幸せを心から願い、自己犠牲もいとわない姉妹の絆が美しく描かれます。特に、目黒の茶屋で、おしずが妹に縁談を受けさせるためについた「優しい嘘」と、それに気づきながらも受け入れるおたかのシーンは涙を誘います。

  • おしずのキャラクター: 天然で鈍臭いけれど、純粋で愛情深いおしずの魅力が存分に味わえます。彼女のコミカルな言動が、物語に温かい笑いをもたらしています。

第二話「湯治」

(動画リンク: https://www.youtube.com/watch?v=aZqRRkeWY0k

【あらすじ】 おたかの縁談が無事にまとまり、結納を控えたある日。姉妹の悩みの種であった、無心ばかり繰り返す素行の悪い兄・栄二が数年ぶりに姿を現します。せっかくの妹の縁談を壊されまいと、おしずは必死の覚悟で兄に立ち向かいます。短刀を持ち出し、これまで家族がどれほど苦労してきたか、そして妹の幸せを守るという強い意志を兄に突きつけます。

【見どころ】

  • おしずの変貌: 普段は温厚で「おたふく」なおしずが、家族を守るために見せる烈火の如き気迫は圧巻です。彼女の内に秘められた強さが爆発する、本作で最も緊張感のある場面です。

  • 兄・栄二の葛藤: 単なる悪人ではなく、彼なりの大義名分(世の中を変える)と家族への複雑な思いを抱える栄二の人間臭さも描かれます。おしずの真剣な思いに触れた時の彼の反応が見どころです。

第三話「おたふく」

(動画リンク: https://www.youtube.com/watch?v=PdoBbv3F3CQ

【あらすじ】 念願叶って、おしずは長年想いを寄せていた彫金師・定次郎と夫婦になります。しかし、無口で酒浸りの次郎との生活は平坦ではありません。ある日、定次郎はおしずの持ち物の中に、自分が過去に彫った見覚えのある品(鶴村という商人に納めたもの)を複数見つけます。定次郎は「おしずは鶴村の愛人だったのではないか」という激しい嫉妬と疑念に駆られ、酒に逃げ、夫婦の間に暗雲が立ち込めます。

【見どころ】

  • 次郎の苦悩と成長: 自分の嫉妬心に苦しむ次郎の姿を通して、彼がおしずをどれほど深く愛しているかが浮き彫りになります。

  • 誤解の氷解: 妹・おたかの口から、おしずがなぜそれらの品を持っていたのか、その真実(純粋な恋心ゆえの行動)が明かされるシーンは最大のクライマックスです。不器用な二人の心が真に結びつく瞬間の感動を味わえます。

  • おしずのブレない愛情: 定次郎が荒れても、決して見捨てず、甲斐甲斐しく世話を焼き続けるおしずの愛情深さが、最後に大きな救いをもたらします。

三部作を通して聴くことで、不器用ながらも懸命に生きる人々の温かさと、江戸情緒あふれる山本周五郎の世界を存分に堪能できる作品となっています。

 

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