吉川英治『新書太閤記』一気見朗読|戦国を駆け上がる秀吉の物語

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📖 作品紹介

桶狭間、一夜城、金ヶ崎退き口、姉川、三方ヶ原、長篠、安土、中国攻め、高松城水攻めへ。秀吉の出世だけでなく、信長の革新、家康の忍耐、半兵衛と官兵衛の知略、戦国を生きた人々の哀歓が重層的に描かれます。

✿作者と作品について
◆作者:吉川 英治(よしかわ えいじ)
 1892年(明治25年)- 1962年(昭和37年)。日本の大衆文学を代表する小説家。神奈川県出身。本名は英次(ひでつぐ)。『宮本武蔵』『三国志』『私本太平記』など、歴史を題材にした数多くの国民的ベストセラーを執筆し、「国民文学作家」と称された。その作品は、平易でありながら格調高い文章で、幅広い読者層から支持を得ている。1960年、文化勲章受章。

◆作品:『新書太閤記』(しんしょたいこうき)
 吉川英治が1938年(昭和13年)から新聞連載を開始した歴史小説。豊臣秀吉の生涯を、織田信長に仕える以前の若き日から天下統一を成し遂げるまで、生き生きと描いている。本作は、従来の講談や立身出世物語としての秀吉像に、人間的な深みと魅力を与え、新たな「太閤記」として絶大な人気を博した。戦国時代の動乱を背景に、秀吉をはじめとする武将たちの葛藤や野望、人間模様が巧みに描出されている。

📚 各巻ガイド

貧しき少年、天下へ走る

第1巻

貧しき少年、天下へ走る

📗 日吉丸誕生から信長との運命的接近まで

貧しき百姓の子・日吉丸が、飢えと孤独のなかで機転と胆力を育て、奉公の道へ踏み出す出発の巻。やがて松下加兵衛との出会いを経て、尾張の若き主君・織田信長へ運命が近づいていく。

🎙 日吉丸の野性、信長の孤独、平手政秀の忠義が交差する、天下人への第一歩。

登場人物:日吉丸/木下藤吉郎、お仲、竹阿弥、小竹、松下加兵衛、織田信長、平手政秀、前田犬千代



決戦桶狭間

第2巻

決戦桶狭間

📗 藤吉郎仕官から桶狭間合戦まで

藤吉郎は織田家に仕え、草履取りから身を起こしながら、誰も嫌がる仕事へ自ら飛び込んでいく。寧子との縁が温かく描かれる一方、今川義元の大軍が尾張へ迫り、物語は桶狭間の決戦へ向かう。

🎙 奉公一心、初恋、信長の決断、白雨と黒風――桶狭間へ至る緊迫の巻。

登場人物:木下藤吉郎、織田信長、寧子、浅野又右衛門、於こひ、前田犬千代、徳川元康/松平元康、今川義元



藤吉郎、天下への一夜城

第3巻

藤吉郎、天下への一夜城

📗 桶狭間後から洲股築城・半兵衛登場まで

桶狭間後、藤吉郎は寧子との縁を深め、貧しくも温かな家庭を得る。信長は美濃攻略へ進み、藤吉郎は洲股築城という大任に挑む。竹中半兵衛との出会いも、未来を大きく動かしていく。

🎙 恋と家庭、信長の孤独、洲股築城、半兵衛登場――若き藤吉郎の飛躍篇。

登場人物:木下藤吉郎、寧子、織田信長、松平元康/徳川家康、竹中半兵衛、明智光秀、前田犬千代/前田利家、浅野又右衛門



信長包囲網、燃ゆ

第4巻

信長包囲網、燃ゆ

📗 伊勢陣後から三方ヶ原・田園の一悲母まで

藤吉郎は家中を整え、福島市松や加藤虎之助ら若い力を迎える。一方、信長は上洛し、浅井長政の離反、金ヶ崎退き口、姉川、比叡山、武田信玄の西上へと、四方の敵に囲まれていく。

🎙 金ヶ崎退き口、姉川、三方ヶ原――天下へ近づくほど敵が増える、戦国激流の巻。

登場人物:木下藤吉郎、織田信長、寧子、福島市松/於市、加藤虎之助/於虎、竹中半兵衛、明智光秀、足利義昭



長篠から安土へ

第5巻

長篠から安土へ

📗 君臣春風から安土まで

小谷城の悲劇、長浜城主となる秀吉、次代を担う若者たち、そして長篠の戦いから安土築城へ。信長の天下構想と秀吉の飛躍が、戦国の新しい秩序へ向かって動き出す。

🎙 お市の悲劇、長浜の種、長篠の忠義、安土の構想――戦国が次の時代へ移る巻。

登場人物:木下藤吉郎/羽柴秀吉、織田信長、お市の方、浅井長政、茶々、寧子、秀吉の母、加藤虎之助



中国攻め、風雲急

第6巻

中国攻め、風雲急

📗 湖南湖北から名将と名将まで

安土築城の一方、羽柴秀吉は中国攻略へ。播磨、上月城、三木城、有岡城、丹波・丹後、毛利の名将たち。半兵衛と官兵衛の運命が交錯し、忠義、謀略、犠牲、別れが重く描かれる。

🎙 秀吉・半兵衛・官兵衛、毛利へ挑む。華やかな天下取りの陰にある、名将たちの決断。

登場人物:羽柴秀吉、織田信長、竹中半兵衛重治、黒田官兵衛孝高、おゆう、荒木村重、高山右近、黒田松寿丸



武田滅亡、そして水攻めへ

第7巻

武田滅亡、そして水攻めへ

📗 父信長から鳰の宿まで

信長は嫡子・信忠に家の未来を託し、甲州平定へ。武田勝頼は天目山へ追い詰められ、名門武田家は滅亡へ向かう。一方、秀吉は備中高松城の清水宗治を相手に、水攻めへ踏み出す。

🎙 武田滅亡、富士の凱旋、備中高松城水攻め――本能寺前夜へ動き出す転換巻。

登場人物:羽柴秀吉、織田信長、織田信忠、森蘭丸、武田勝頼、徳川家康、羽柴秀長、黒田官兵衛



🎙 聴きどころ

・各巻ごとに独立して聴ける長時間朗読
・睡眠用、作業用、歴史小説鑑賞に適した構成
・動画下のボタンから、あらすじ、登場人物、用語をすぐ確認
・秀吉、信長、家康、半兵衛、官兵衛らの動きを巻ごとに整理
・戦国の流れを、物語として自然に追えるLP構成

📜 物語年表

日吉丸誕生 → 織田信長との出会い → 草履取りと奉公 → 桶狭間 → 寧子との縁 → 洲股築城 → 竹中半兵衛登場 → 金ヶ崎退き口 → 姉川 → 三方ヶ原 → 小谷城落城 → 長浜城主秀吉 → 長篠 → 安土築城 → 中国攻め → 半兵衛と官兵衛 → 武田滅亡 → 備中高松城水攻め → 本能寺前夜へ

⚔ 登場人物

羽柴秀吉/木下藤吉郎/日吉丸

主人公

貧しき少年から織田家の武将へ、さらに中国攻めの総大将へと飛躍していく人物。機転、愛嬌、人心掌握、実務力を武器に戦国を駆け上がる。

織田信長

主君・戦国の革新者

うつけと呼ばれた若き主君から、天下布武を掲げる覇者へ。苛烈さ、合理性、孤独、父としての顔が巻を追うごとに深まる。

寧子

秀吉の妻

貧しい時代の藤吉郎を支え、長浜城主となった秀吉の家庭の中心となる女性。戦国の荒波の中で、秀吉に帰る場所を与える。

竹中半兵衛

軍師

病身ながら鋭い洞察力と静かな知性を持つ名軍師。秀吉の未来を見抜き、官兵衛や松寿丸の運命にも深く関わる。

黒田官兵衛

軍師

秀吉のもう一人の軍師。中国攻めで知略を発揮し、荒木村重の謀反では幽囚の苦難を負う。

徳川家康

信長の同盟者

若き松平元康から、三方ヶ原の敗北、長篠での連携へと、後の天下人の忍耐と大器が描かれる。

明智光秀

織田家の知将

知性と品格を備え、丹波・丹後攻略で存在感を高める武将。秀吉と並ぶ織田軍の双璧としても描かれる。

お市の方

信長の妹

浅井長政の妻。小谷城落城の悲劇の中で、母として子らを守る姿が深い余韻を残す。

武田勝頼

武田家当主

信玄亡き後の名門を背負う武将。長篠から天目山へ、武田家終焉の重圧を体現する。

清水宗治

備中高松城主

毛利方の武人として忠義を貫く人物。高松城水攻めにおける武士の覚悟を担う。

🖼 名場面ギャラリー

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